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鹿沼の屋台

   
鬼板と懸魚の雄大な「桐に鳳凰」、高欄下と車隠しの全面を飾る巨大龍、桜樹を骨組みに、松に花鳥を配した繊細華麗な外欄間や障子回りなど、全体に調和の取れた構図が見所で、携わった彫物師の非凡さが伺える屋台です。
また、古くからの鹿沼屋台の中では、柱飾り彫刻を有する唯一のもので、優雅な花鳥で飾られた前柱が高い装飾性を誇っています。 
 
 
この屋台の建造は、嘉永三年(1850)から始まり、同六年に脇障子が制作され、安政四年(1857)に完成しました。
この間、二百五十一両余の大金が投じられています。
大工は鹿沼宿の茂八、彫物師は三代目磯辺儀兵衛敬信と後藤音吉、後藤音次郎などです。
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