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鹿沼の屋台

下材木町屋台は、彩色彫刻黒漆塗屋台です。派手な屋台ではありませんが、屋根は布張りで、瓦棒、垂木などていねいに造られ、屋根裏には朱塗りが施されています。
彫刻は全面金龍で統一されているため、黒漆塗屋台に一段と光彩を放っています。鬼板と懸魚の龍は上下に相対し、脇障子では金泥彩色に玉眼、ウロコは青と緑に彩色され、黒い雲と白い波の間をうねっています。その躍動する様は、本屋台の見所といえるでしょう。琵琶板は緑を主調に彩色し、後琵琶板には白龍と趣向を凝らしてもいます。銀座1丁目屋台と同じく、天保3年(1832)、磯部儀左衛門(凡龍斎信秀=四代目、後に三代目)の作です。


完成: 1832年(天保3年)

間口: 1.96m(柱端間、柱幅間)

奥行: 3.73m(前後柱端間、柱幅含む)

高さ: 4.12m(箱棟上部まで)

昭和61年9月13日鹿沼市指定)

鹿沼木工団地協同組合
〒322-0026
栃木県鹿沼市茂呂2611-1
TEL.0289-62-5171
FAX.0289-62-5174

各種団体組合事業


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